海の底の藻屑

漫画やアニメを見ながら中身のない話をするブログ

最近の「好き」、どこかに忘れたいつかの青春

 こんにちは、ナマコ男です。最近私の地元では徐々に気温が低下してきて、特に朝晩はヒエッヒエで寝巻きは半袖だとちょっと怪しくなってきました。夏場はよく甚平かジャージでベットに入るのですが、そろそろ秋物に移行かなと考えています。

 

 

 

 突然ですが、私、好きになってしまったものがあります。

 

 

 

 

徒然チルドレン

 

って言うんですけど……

 

 

 

 徒然チルドレンとは、

 

月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で『恋するみちるお嬢様』を連載していた若林がニコニコ漫画にユーザー作品として投稿している漫画であり、若林のHPの名前そのものである。

作品名は若林のHPから取ったもので、pixivでも閲覧することが可能である。HPでもマンガと同じ内容の作品を投稿しているが、こちらは一作ごとに独立している。また、とらのあなの通販ページでも『徒然チルドレン』の名前でサークル名登録をしている。

作品の形式は4コマ漫画で、一話完結形式の短編集の形を取っている。各作品の説明文には必ず「しながらお楽しみください」などの注意書きが書かれている。ちなみに作品紹介で「全て短編でどれから読んでもお楽しみ頂けます」と書いてあるが、過去作の登場人物が再登場することがある。

 

以上wikipediaより引用。

 

 並列した時間で何組かの男女ペアの恋愛模様をオムニバスの形をとって描いている漫画で、夏クールでTVアニメも放送しています。愛しています。

 

 

 この作品に最初に触れたのはTwitterで回ってきた「ハイタッチ」のお話を読んだ時です。その時は「ん〜いいねぇ…」くらいのもので、それが「徒然チルドレン」だということも知りませんでした。大変愚か。

 その後、どうやら夏から徒然チルドレンというアニメが始まるらしい、とりあえず録画をしておこう、あぁ録画されている、1話を見てみようか、

 と、軽い気持ちで見始めたのですが、1話で完全に堕ちてしまいました。約13分ずぅっとキュンキュン太郎になってしまって、「えぇ、あぇはぁ何これぇ〜?たかのぉ、たかのぉ〜」と言いながら数日後書店でコミックス1,2巻を購入していました。結局1週間程度で一気に最新8巻まで購入しました。恐ろしい子…ッ

 

 

 私、ラブコメ好きなんです。そしてこの徒然チルドレン、舞台となる高校、時間は同じですが様々なキャラクターが色々なラブコメをするんです。先ほど述べた通り短編のオムニバス形式で話は進んでいきます。

 読んでいる最中は「1話、キュン! 2話、キュン! 3話、キュンキュン!、、、、、(以下同)」といった感じで1冊読み終わります。麻薬か?

 

 登場するペアは

1.仲のいい異性の友達、両思いなのだが互いに相手の思いには気づいていない(かわいい)

2.真面目な優男とその優男を好きなからかい少女(かわいい)

3.秀才でちょっと強引な生徒会長の男子とヤニカス不良少女(かわいい)

4.恋を知らない無感動地味子とその彼女を密かに思うサッカー少年(かわいい)

等々、ペアはまだ何組かあります。(かわいい)

 

 何ペアものラブコメを一気に見せられる、キュンの過剰摂取で発作がおきます。胸がキュゥウっと閉まります。

 

 この漫画、登場人物の通う高校、時間軸が同じであるというところがとてもうまいと思います。別のどこかでおきている恋の話を集めてもそれはそれでめちゃくちゃ楽しいのですが、同一の高校で同時に行われることで読者は舞台をよりリアルに身近に脳内で構築することができます。他の話で出てきたキャラが別の話で登場し、その物語にわずかでも関わることで全体の連続性が生まれ、物語全体の厚みが増していきます。

 この作品は「部活動」や「学力」、「学年」、「趣味」、「人格」等々背景を一つに絞ることなく(舞台の設定は1つであるものの)、およそ学生時代に存在するであろうイベントやシチュエーションを網羅的に綴ることができるため読んだ際の満腹感が段違いです。

 通常の恋愛作品では作品内の時間を進めることでイベントの数をこなしていきますが、この作品では「焦点を当てる学年を移動」させることでイベントの数を増やすことが可能です。変な話、通常の恋愛漫画で何巻もかけて綴る入学からの修学旅行の流れや学年上がって後輩ができたとかを徒然チルドレンではものの数巻で実現します(最新8巻では体育祭エピソード→現2 年生は修学旅行へ。この前まで部活入部とか受験勉強とかしてたのにどゆことぉ!?!?)。かたや入学したてでキャッキャウフフ、かたや大学受験勉強にあたふた、本来 は話を削ることでしかなし得ない圧縮がこの漫画の特異な点です。

 

 といってもまだ「1年目」の夏。まだまだ物語は始まったばかり。これからもワクワクさせてくれるでしょう。

 

 

 

 頑張って難しそうなことをあれこれ言ってきましたが、私がこの作品「徒然チルドレン」を、あるいはラブコメを好きなのは「あるはずのないあのころ」を感じることができるからです。部活に勉強に様々なイベント、そして多くの友人たち。人生でおそらく一番濃かったであろう青春時代に手に入れることのできなかった「恋」の物語。いつだって自分の手元にないものは欲しくなってしまうのです。

 ラブコメという脚色のかかった青春時代を、存在しないいつかの「あのころ」として「追体験」することができるのです。(?)

 こういうこともあり、中高生がワイワイする作品全般は好きです。時かけ然り、僕駐然り、夏の青春ってイイネ… 夏の青春といえば最近だと「打ち上げ花火、どこから見るか」ですね(タイトル長いので普段から省略して呼んでます)。あの映画見てから久しぶりに水泳したくなりました。

 

 

 あとは単純に恋の物語が好きです。キャッキャウフフ、どーーーーぞしてください。ありがとうございます。あと不穏は、ほどほどに。

 

 

 

 

 結局何が言いたいかというと「徒然チルドレン、おすすめ」です。現在アニメも放送中。主題歌である水瀬いのりさんの「アイマイモコ」、発売中(アイマイモコちゃんをすこれ…)。少年マガジンで連載中。コミックス、講談社から発売中。web連載、全話無料公開中。

 あなたも青春、始めましょう。「徒然チルドレン」で検索です。

 web版でハマったならコミックスの購入を強くおすすめします。未公開エピソード多数収録、素晴らしいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 菅原高野ペア、寿司です…